SNS×ホテル経営『Hotel Mei』が実践する"指名買い"されるブランディング戦略
公開日
2025.04.30

近年、多くの宿泊施設がSNSを活用し、認知度を高めるだけでなく、リピーターを増やす工夫を凝らしています。その中でも、福岡・春吉に位置するアーバンブティックホテル『Hotel Mei』は、独自のマーケティング戦略によって顧客の心を掴み、「泊まりたい」と指名されるブランドを確立しています。
都会の喧騒から少し離れた落ち着いた雰囲気が魅力の春吉エリア。ここに佇む『Hotel Mei』は、地元グルメを堪能しながら観光やビジネスに最適なロケーションにあります。しかし、このホテルの最大の魅力は、ただ宿泊するだけではなく、滞在そのものが特別な体験になるような仕掛けを施していることにあります。
一体どのようにして『Hotel Mei』はSNSを活用し、ブランドの認知度を高め、ファンを増やしているのでしょうか。本記事では、同ホテルのSNS戦略の裏側に迫り、その成功の秘訣を探ります。
Hotel Meiが実践する「指名買い」されるブランド作り

特別感を生み出すシークレットプラン
SNSを活用したマーケティングの成功事例として、『Hotel Mei』が注目を集めている理由のひとつに、特別なプランの企画があります。その代表的な施策が「シークレットプラン」です。
シークレットプランとは、Instagramのストーリーズや特定のページからのみアクセスできる秘密の予約ページを指します。あえて一般公開せず、一部の人だけが利用できるようにすることで、特別感や限定感を演出し、宿泊の魅力を高めています。
さらに、リピーター専用の予約ページも設けることで、一度訪れた顧客が再び『Hotel Mei』を選びたくなる仕組みを整えています。宿泊を単なる一度きりの体験ではなく、「また利用したい」と思わせる仕掛けこそが、指名買いされるブランド作りの鍵となっています。
インフルエンサーとの連携による認知拡大
『Hotel Mei』が取り入れているもうひとつの効果的な施策が、インフルエンサーとの連携です。影響力のあるアンバサダーにホテルの魅力を発信してもらい、フォロワー限定のディスカウントコードを提供することで、より多くの人に認知される機会を増やしています。これにより、新規顧客の獲得につながるだけでなく、リアルな口コミとして拡散されることで、信頼度の高いプロモーションが実現しています。
単なる広告ではなく、実際に宿泊した人の体験談として拡散されることが、ブランドの価値をさらに向上させる大きな要因となっています。SNSを通じて「行ってみたい」と思わせるストーリーを作り上げることで、予約につなげる工夫がなされています。
「お祝い需要」に特化したプラン開発
SNSでの投稿や宿泊者とのコミュニケーションから、『Hotel Mei』は誕生日や記念日などの「お祝い」のために利用されることが多いことを発見しました。そこに着目し、バースデープランやアニバーサリープラン、プロポーズプランなどを企画。部屋をロマンチックに飾り付けたり、サプライズの演出を提案したりと、特別な一日をより思い出深いものにするためのオプションを充実させました。
ただ宿泊するのではなく、「特別な日を過ごすために選ばれるホテル」としての価値を高めたことで、顧客の満足度が向上し、SNS上でのポジティブな発信が増え、さらに多くの人々に知られるきっかけとなっています。
地域とつながる、新しい宿泊体験の創出
『Hotel Mei』は今後、地域とのつながりをさらに深めながら、新たな宿泊体験を提供することを目指しています。福岡ならではのカルチャーを感じられるイベントの開催や、地元アーティストとのコラボレーションを通じて、「泊まるだけではないホテル」を実現しようとしています。
また、予約エンジンを活用し、より直感的で快適な予約体験を提供することで、利便性の向上にも取り組んでいます。宿泊前の予約からチェックアウトまで、すべての体験をスムーズかつ魅力的にすることで、ホテル全体の価値を高めていく方針です。
SNSマーケティングの可能性
『Hotel Mei』の取り組みから、SNSを活用したマーケティングの可能性を感じていただけたのではないでしょうか。宿泊業界では今後、顧客とのコミュニケーションをより深め、ニーズに合わせたプランを提供することがますます重要になっていきます。
SNSの特性を活かしながら、どのようにブランド価値を高め、指名買いされる存在になれるのか。本記事で紹介した戦略を参考にしながら、自社のブランド構築に活かしてみてはいかがでしょうか。
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